ひな祭り
♪ あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花 ~ ♪
短調の曲でどことなく寂しい感じがしますが・・・。
それでも毎年三月になりこの曲を耳にすると、暖かい春の訪れを感じさせられるものです。
我が家は三月三日にひな壇を飾り、1歳5ヶ月になる孫娘の二回目のお祝いをしました。
孫娘は雛人形を見てとてもうれしそうですが、三人官女の間に供えてある紅白の重ね餅を気に入ってよく触るため、重ね餅が毎日のように行方不明になり、捜索願いが出されています。(^_^;) ある時は壇の下から、ある時は絵本の中から、またある時は別室から出てくることも・・・。
お祝いのケーキは、去年と同じく、我が家ご用達の『ホルン』に作っていただきました。菱形の可愛いケーキ、口当たりのいい上品な甘さのケーキです。
プレートの絵もかわいいでしょう (*^。^*)
最近では住宅事情の変化により、壇飾りの雛人形を購入する人が減ってきました。私が子供の頃には、八畳の部屋に七段の大きなひな壇を飾っていました。最上段には御殿があり、各段の両端にはケースに入った人形がたくさん置かれ、最下段には自家製の雛あられや桃の花が活けられてあり、雛壇がとても豪華に賑わっていました。そおっと部屋に入り、正面に向かって正座し、雛壇をじっと眺めていると、人形達に心を見られているようで、少し怖く感じると共に、心が落ち着き、静粛な気持ちになったのを思い出します。その雛壇は小学六年生になるまで毎年飾ってもらい、両親にはとても感謝しています。そして私が嫁ぐ際には、ケース入りの雛人形を一つ持たされましたが、今になって、父母の思いが分かるようになりました。
四月三日は、旧暦にちなんだひな祭りの節句です。
女の子を持つ親御さんたち、
雛人形を飾り、楽しいお祝いをしてあげましょう。
これから大きくなっていく子供の健やかな成長を祈って・・・