うっかりの奇跡
我が家の玄関はキーレスです。
カギを持っていれば、ボタンを押してピピッと解錠、扉を閉めればピッと施錠してくれます。
ので、住み慣れた今ではカギを気にすることはありません。
先日の話。
我が家に遊びに来ていた両親を実家まで車で送っていった帰りです。
玄関前がひどく汚れていることに気づきました。
荷物を玄関ホールに置き、ホウキを持って外に出て、背後でピッ。
・・・。
ぎゃあああああああああああああああああああああ。
そう、我が家に締め出されてしまったのです・・・。
その事実を受け入れられず、何度かボタンを押してみますが、
キーを持っていない私を入れてくれる様子はありません。
私の所持品、ホウキだけです。
なんて馬鹿なんでしょう。
自分のマヌケさにがっくり_| ̄|○
でも悔やんでばかりはいられません。
時は夕暮れ、もうすぐ夜になります。
これからどうするかです。
私は一文無しで身動き取れませんし・・・。
私の出した結論はご近所さんに頼んで電話を借りて
実家の母にカギを持ってきてもらうことです。
ただ、父も母も車を持ってなく公共交通機関で来てもらうことになります。
何時になるんだろう?
でも、そうでもしないと私は家に入れません。
そこで、ふと思い出しました。
両親を実家に送る際の車中での会話。
父:「ウッドデッキのサッシ、カギ占めるの忘れたかもしれん~」
私:「え~っ!?ま、いっか。」
父はたばこを吸うのですが、室内は禁煙のため、
ちょっとしたウッドデッキに出てたばこを吸います。
ウッドデッキは、上は開いていますが、コンクリの壁に囲まれていて
外からは2mちょっとくらいの高さがあり、人が出入り出来ないようにしています。
ので、ちょっと外出するくらいなら大丈夫だろうと思ったんです。
しかも、父がカギを閉め忘れることなんて今までなかったので、
閉まってるだろうという意識もありました。
そう、これです!
普段なら本当に締め忘れていたらこっぴどく怒る私ですが、
今は締め忘れていることを切に願うのみです。
さっそく、コンクリの壁の横の塀に上り中をのぞきます。
カギが上向きなら閉まってて、下向きなら開いています。
結果は・・・
下向き!!!!
あ、開いてる~!!
あとはウッドデッキに入って室内に入るだけ。
いやあ、人間やれば出来るものです。
普段、よじ登れないと思っていた壁を難なくよじ登り、室内に入ることが出来ました。
これは「火事場の馬鹿力」?
とにかく、はああああああああああ、助かったああああああああああああ。
それにしても、うっかり家のカギの閉じ込め、
うっかり父がカギのかけ忘れた。
こんな偶然、あるんですねえ。
まさに奇跡!!(オーバー?)
本気で父に感謝です。
ありがとう!お父ちゃん!
みなさんもオートロックにはご注意を。