爺さん
つい先日のお話です。
友人と乗馬を体験しに郊外へ向かいました。
小学生の頃ポニーに乗った以来だったので、車中のワクワク感はこれまた子供の頃に戻った様♪
川岸にあるローカルな乗馬場です。
ナビでは案内出来ない程の草道の途中にありました。
舗装されていない道で、タイヤはとろとろです。
入口を抜けると・・・
いるじゃありませんか・・・。
つぶらな瞳のマイケル♂、人間で言うと85歳くらいだそうです。
爺さんですね♪ 大きなくしゃみで挨拶をしてくれました。
マイケルの背中からの景色は思った以上に高く、バランスをとるのがとても難しかったです。
約30分くらいの散歩だったのですが、とてもお利口さんで、振り落とされることなく無事戻ってくることが出来ました。
というのも、マイケルは乗った人間が素人かどうかわかるそうです。
体重であったり、腰使いであったり・・・何より、話も分かるのだとか・・・。
彼の耳は乗馬中片方だけ折れていました。
私の声を聞いてくれていたようです。
なんとも可愛い爺さんだ♡
あっという間に友人の番がきました。
ビール瓶のカゴに座ってぽーっと見ていると、隣に白髪の爺さんが・・・!
この道の人だとすぐに分かりました。
暫く、止まることなく色々なお話をしてくれました。(半分以上は手綱の握り方です)
話半分で聞いていると、10年前に亡くなった祖父を思い出しました。
生きていたらこの爺さんみたいな感じだったのかな~なんて思うと、少し懐かしくて、少し切なく・・・。
帰り際に大量のきゅうりをビニール袋に入れて「持って帰れ!」と半ば強引に私の車のトランクに押し込んできました。
少しでいいと言ったのに・・・
こんなに食べれないと言ったのに・・・
ありがとう、爺さん。