ただ、ただ、ひたすらに駆け上がる!!
台風が2週連続で日本列島を縦断してから一気に秋らしい気候になりましたね。
突然の冷え込みで体調をくずされている方もいるのではないでしょうか?
山の木々たちもこの冷え込みで色付き始めています。
四国には西日本最高峰の石鎚山があります。
石鎚の紅葉が山裾まで下りて来るのも間近のようです。
その石鎚スカイラインがまだ青々としている夏の終わりに、自転車のヒルクライムレースが開催されました。
「西日本の最高峰へ駆け上がれ!!四国のてっぺんへ!!」
これがこのレースのキャッチコピーです・・・。響きはカッコイイです。
石鎚スカイラインを全面通行止めにして開催される本格的な「登り」のみのレースです。600名のどM坂バカが集まるレースです。
わざわざエントリー料を払って苦しい「登り坂」を自転車で走るのです。(しかも笑顔で・・・)
走行距離:22.1km 高低差:1100m 平均勾配:6%のコースです。
私はそんなどM本格的なレースにエントリーして走って完走してきましたっ!!自身への挑戦でした!!
エントリーしたのは40代男子のクラスなのですが、このクラス出走台数が200台と全体の1/3を占める大人数で激戦クラス!!
スタートはクラス別なのですが、200人が一斉に走り出すと中々スタートラインを通過できません・・・。
まわりの皆さん、まるでスプリントレースの勢いで先頭目指して猛ダッシュ!!
これから過酷な登りが始まるのになんていうペースで走るんだ?!
けど私もそのペースに便乗して、10台程の集団でどんどん前へペダルを漕いでいきます。
登りが始まったらまわりの選手と抜きつ抜かれつ、時々おしゃべりしながら相手の様子をけん制しつつ
ダッシュで逃げ切りを仕掛けたり、またそれを捕まえたりで結構楽しみながら走ることができました。
この石鎚ヒルクライムレースはスタッフも大人数準備されてます。
コースの各所には係員が配備され、不測の事態に対応できるようにされてましたし係員からの
「頑張って!!」、「まだイケるまだイケる!!」、「ラスト○○km!!」の声掛けが心強かったです。
ふくらはぎが攣って脚が回らなくなったときも「筋肉切替えて!!ギヤ軽くして!!踏まずに引きで!!」のアドバイスで
失速はしたもののなんとかペダルを漕ぎ続けることができました。
ゴールの頂上が近くなるとホラ貝の音が聞こえてきます。コース脇にも
「残り2km」から100m刻みで案内板が設置されてます。
みんな最後の力を振り絞って立ちコギでスパートをかける選手、脚攣りで止まってしまう選手などなど
ゴール前のドラマチックなシーンがアチコチで・・・ 全力を出し切ってゴールできることに感動して泣きながら
走ってる女性選手も・・・「あっ私、泣きながらゴールしてるぅ!!涙が止まんなぁい!!」って言うてました。
私も淡々と走ってゴール!!
ゴールした選手はかわいいレッドブルガールからドリンクを手渡しで受け取ってます。
私の前にもカワイイ笑顔で「おつかれさまでしたぁ!タイムはどうでした?頑張れましたね☆」と言いながら
ドリンクを渡してくれます。鼻の下は伸びますが息も絶え絶えの為、口がパクパクするだけでうなずいたり首を振ったりするのが精一杯・・・。
・・・・・話しを戻しましょう・・・。
石鎚ヒルクライムレースは開催される久万高原町の町長さん(御年73歳!!)も出走されてます。
去年よりも5分タイムを短縮されてる成績を出されてます!!
また、県知事も毎年出走する程の力の入れようです。参加者も年々増えていますし、県外からのエントリーも増えてます。
人気が出てきたのか今年はレース中、終始上空からモータ音が聞こえてました・・・ラジコンヘリで空撮してます!!(驚)
ネットでもアップされているので見てみましたが、正直カッコイイです!映像はホントに愛媛の山奥か?ってぐらいのカッコよさです。
まるでヨーロッパの自転車レースのような映像なので一度見て下さい。(私もチラっと映ってます・・・)
「石鎚ヒルクライム 空撮」で検索してみて下さい。
今年は練習不足でタイムが散々でしたが、来年は今年よりタイムを縮めれるよう体力UPを図りたいと思います。
頑張れ!!中年ライダー!!負けるなおっさんライダー!!