宇宙の行くへ
先日、新居浜市にある総合科学博物館へ行ってきました。
プラネタリウムを見に行こう♪と気楽に向かったのですが、気づけば天文講演会に
参加していました。
宇宙の行くへ・・・このタイトルに吸い込まれていったのですが、もともと天文学の
知識が少ない私でも楽しめる内容でした。
一方、理解を得る度に謎は深まるばかりです。
TMTプロジェクトををご存知でしょうか。
Thirty Meter Telescope-次世代超大型望遠鏡-口径30m の主鏡をもつ超大型望遠鏡の建設計画です。
現在、日本、米国、カナダ、中国、インドによる国際協力で建設が進められています。
すばる望遠鏡をはじめとするこれまでの8m級の望遠鏡と比べ、解像力は約4倍、光を集める能力は10倍以上になります。
と言われても、どのくらい凄いかよくわかりませんが、簡単に言うと月面に蛍がいたとして、その蛍の放つ光を観ることが出来るくらいの解像力です。
これは凄い。
彗星や惑星など太陽系内の天体から、もっと遠い銀河や星の爆発などの生まれたばかりの宇宙といった様々な宇宙の姿を、これまでにない高い解像度と感度で観測することができるようになります。
そして、地球外生命体の発見につながるかもしれない何とも恐ろしい計画なのです。
地球外生命体・・・どんな姿なのか、どんな思考を持っていて、いや・・・脳があるのかすら分からない。私たちの目では見えない物質ではないもので出来ているのかも。
そうなのです。考えればきりがないのです。
話を変えて、宇宙について・・・。
宇宙は「無」から生まれたとされています。
私たちの感じることのできない「無」。
そこに何らかの形で空間と物質ができ、時間が生まれたのですね。
学生の頃、宇宙の外側に違う世界があるのかなぁ・・・なんて考えたことがありますがそもそも宇宙とは、「無」から出来た空間な訳で例えると風船を膨らました時に出来る空間が宇宙でその中にある無数の星の中の一部が地球なので、「無」から出来た宇宙に、外も内も無いのです。
可能性があるとすれば、宇宙という空間が出来たように、何らかの形で別の空間があるのかもしれません。
しかし、それは宇宙という風船の中にいる私たちには決して観ることのできない、知ることの出来ない未知なものな訳で、これまた考えてもきりがない事なんですね。
そして日々、宇宙は膨張しているのだとか。
宇宙にも終わりがくるかもしれないが、私たちがその終わりを知ることは出来ない。
その前に、地球の寿命は後17億5千万年~32億5千万年と言われているそうです。
これを短いと感じるか、長いと感じるかはそれぞれですが、今宇宙の中で地球が生きているということ、
そしてその地球上で生かされている生命。
これは紛れもない「奇跡」なんですね。
乾杯